〜 連弾曲とオーケストラ1 〜
ラヴェルは自らのピアノ作品の多くをオーケストラ用に編曲した事でも有名です。ラヴェルのピアノ作品からは多彩な彩りが感じられ、色彩豊かな絵画を連想させます。ではラヴェル以外にも広げ、その中でもオリジナルが4手連弾のオーケストラ曲にはどんなものがあるでしょう。筆頭に挙げたいのはドビュッシーの小組曲です。とても豊かな音楽性をたたえた曲で演奏される機会も多い人気曲ですね。この曲は作曲者本人ではなく友人のアンリ・ビュッセルによってオーケストラ版が作られました。ブラームスの「ハンガリー舞曲集」も全曲がオーケストラ曲として存在していて、現在よく聞かれるのはオーケストラによる演奏です。ドヴォルザークの「スラヴ舞曲集」もオリジナルはピアノの4手連弾。ビゼーの「子供の遊び」やフォーレの「ドリー」など、他にもまだまだあります。オリジナルが2台ピアノのものや、逆にオーケストラ曲から連弾への編曲までを含めると膨大な数になるでしょう。
#コラム #連弾 #ヒント
0コメント