【シリーズ・音楽力をアップする:休符で伝えるビート】

ポピュラーピアノにおけるビート表現のテクニックと効果をお伝えしています。

連載第三回

[2] 4つ打ちで8ビートを表現する

一小節に4回しか音を弾かなくても、8ビートを表現することができます!それは止音によって休符上に存在するビートを積極的に表現することで可能になります。

動画では、題材曲《On & Off》11小節目からのバッキング音型を題材にしています。リズム譜に書かれている音符を打点として発音するだけだと、4つのビートしか伝わりません。和音が違えばタンゴのようにも聞こえますね。8分音符を8つ並べれば当然8ビートになりますが、それよりも『8分音符と8分休符が交替する様子』を表した方がずっとメリハリが効いてカッコいいグルーブが生まれます。いかがでしょう?

これは、発音止音のコンビネーションによって『伝わり方の違うビートが交替で現れることで、同じ8ビートでもリズムの表情が豊かになる』からと言えます。もちろん、休符で伝わるビートが独特の心象を与えることも大きく関係しています。その心象については次回以降で!

テーブルや脚の上でもオーケーですので、さっそくご自分でも試してみてください。手首を使ってOnとOffがハッキリ交替できるようになれば、それはかなりイケてます!気持ちよく決まるようになると、発音止音のコンビネーションがクセになることでしょう。(続く…)

《On & Off》は連弾曲として、ピアノ連弾曲集<やっぱりピアノはふたりで>に収載されています。

http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=438680

参考演奏♪ https://soundcloud.com/pfortwo/on-off

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